キッカケプログラム
経済的困難を抱える子どもたちに
デバイス・通信環境・メンタリングを届ける
オンライン奨学支援プログラム
社会的背景
日本は先進国でありながら、子どもの貧困は深刻な社会課題です。2020年春、COVID-19による一斉休校がデジタルデバイドを可視化し、経済的に困難な家庭の子どもたちが教育機会から取り残される現実が浮き彫りになりました。
約9人に1人
ひとり親世帯率
「誰にも相談したことがない」
小学6年生の6.5%がヤングケアラーであり、家族のケアを担う子どもたちは学習時間の確保すら困難な状況に置かれています。デジタル環境の欠如は、この格差をさらに深刻化させました。
「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会を目指す」
-- 認定NPO法人カタリバ ミッション
キッカケプログラムとは
経済的に困難な家庭の子どもたち(小学4年生〜高校生)に、デバイス・インターネット接続・メンタリング・学習コンテンツを無償で提供するオンライン奨学プログラム。2020年6月3日、DELLから寄贈されたノートPC100台を使い、最初の66世帯に「奨学PC」を届けました。
提供内容
全ての支援は完全無料で提供。デバイスの貸与だけでなく、子どもの成長を包括的にサポートする仕組みを構築しています。
奨学PC貸与
モバイルWiFi提供
+ 保護者メンター
プログラミング・STEAM
家庭向け専門支援
対象: 小学4年生〜高校生。非課税世帯、生活保護、就学援助、児童扶養手当の受給家庭、ヤングケアラー(小4〜高校生)が利用できます。
成長データ
2020年6月の66世帯からスタートし、急速に全国へ拡大。累計700人以上の子どもたちに支援を届けています。
2020年6月
2020年11月
COVID-19一斉休校を受け、事業企画を開始
DELL寄贈のPC100台で、最初の66世帯にデバイス配布
全国418世帯に拡大
茨城県と初の自治体連携(ヤングケアラー支援)
累計700人以上に到達、アクティブ約400人
私の役割
オンライン事業部・システム責任者、キッカケプログラム事業責任者として、事業の立ち上げからシステム全体の設計・運用までを担当。ITチーム2人、正規20人 + 教師スタッフ90人の体制で事業を推進しました。
事業の最初のメンバーとして、企画・技術選定・サービス選定・研究設計・教育コンテンツ設計を実行
COVID-19の緊急性の中、わずか2ヶ月で最初の事業の立ち上げを完了
ゼロから全てのシステムを設計し、無駄を省いた開発・運用システムを構築
簡単な修正は数時間、複雑な修正・改修も1週間以内でUpdate可能な体制
マネジメント・企画
- 事業立ち上げ時の事業企画の草案作成
- チームビルディング、採用
- 研究機関と連携した事業効果の研究設計
- 効果モデルや評価モデルの開発・運用
- デバイスの管理
- ナレッジベース管理、利用者・メンターマニュアルの作成と管理
パートナーシップ
多様なEdTech企業・自治体との連携により、子どもたちに最適な学習体験を提供しています。
EdTech パートナー
自治体連携
ヤングケアラー支援
TRY ANGLE EHIME
メタバース居場所づくり
社会的インパクト
キッカケプログラムは、単なるデバイス配布に留まらず、子どもたちの「居場所」と「学び」を包括的に支えるモデルとして、業界でも先進的な取り組みとして位置づけられています。
カタリバは2023年度に159,026人の子どもを支援。キッカケプログラムはその中核事業のひとつとして、オンラインを通じた教育格差の解消に貢献しています。
メディア掲載
- Zenbird(2021年1月): NPO lends free laptops and Wi-Fi to children
- 読売新聞(2022年5月): キッカケプログラム特集(福岡版)
- あしたメディア by BIGLOBE(2022年6月): キッカケプログラム for ヤングケアラー
- NHKニュース(2024年8月): 桑名市メタバース連携